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◇購入の際のカウンセリング

客観的な判断なしに自分で決めてしまうのは、地図も持たずに全く知らない目的地に向かうようなものです。
向かった方向がたまたま合ってたら着くこともありえますが、そうでなければ永遠に着きません。

きこえが一人ひとり異なり、調整が必要になるのと同じように、適した補聴器の器種もそれぞれ異なります。
ある人が使っていて抜群に良いと言うものでも、別の人には全く役に立たないことはよくあります。

補聴器販売店では、きこえの状態や生活環境、ご本人様のご要望を考慮した上で、客観的な判断で適した補聴器をお選びします。
もちろん適した補聴器が1つだけということは少なく、いくつかの選択肢の中からそれぞれの長所・短所を専門家に聞きながら選ぶことが出来ます。

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購入後のアフターサービス

補聴器の販売方法_対面販売・通信販売_1

補聴器の販売方法_対面販売・通信販売_2

補聴器は対面販売が望ましいといわれるのは、調整が必要だからということだけではありません。

補聴器は、購入の際のカウンセリングや購入後のアフターサービスが重要だからです。
むしろこちらのほうが大切かもしれません。

これらのサービスが十分に受けられない、あるいは活用できないと、うまく使えば効果のある補聴器もつかいこなせず、効果が無いと思って使わなくなってしまうこともあります。

また、そういった提案やサービスが出来るお店を選び、よく相談することが大切になります。

◇購入の際のカウンセリング

◇購入後のアフターサービス

前回記事はこちら

補聴器の販売方法_対面販売・通信販売_1

補聴器店での相談って、どんなことをするんでしょう?

そんなご質問にお答えして、一般的な補聴器のご相談の流れをご説明致します。

あくまでも一般的な流れですので、補聴器店や状況によって手順や内容が違う場合もあります。下記のご説明では「ご購入」から「アフターサービス」までの流れとなっていますが、もちろん必ず購入しなければならない訳ではありません。相談の途中で必要ないと感じられたらご購入を中止しても問題ありませんので、お気軽に相談してみてください。

【1】カウンセリング

カウンセリング

カウンセリング

どんなときに不便を感じるのか、どういう音が聞こえにくいのかなど、ご自身の現在の聞こえの状態をできるだけ詳しくお店の人に伝えましょう。

また、補聴器に関する疑問や要望なども遠慮なく相談してみてください。

【2】聴力測定

現在の聴力を正確に調べるために、聞き取りのテストを行います。

音の聞こえの他に、ことばの聞き取り具合をテストすることもあります。

聴力測定

聴力測定

【3】補聴器の機種選択

補聴器の機種選択

補聴器の機種選択

カウンセリング内容や聴力測定の結果を踏まえた上でご自身の聴力や目的にあった最適な補聴器を選びます。

使うとしたらどんな補聴器は欲しいか、ご要望を伝えてご相談ください。

【4】フィッティング

お店のスタッフが、あなたの聴力の状態に合わせて、補聴器の音域や音質、出力など、きめ細やかな調整を行います。

フィッティング

フィッティング

【5】試聴

試聴

試聴

実際に補聴器をつけて音を聞いてみます。静かな店内だけでなく、外の騒がしい場所での聞こえはどうか等、色々お試し下さい。それによって細かい調整を行います。補聴器店によっては一定期間の貸し出しが可能なこともあります。

色々微調整してみても合わない等、ご納得頂けない場合は【3】補聴器の機種選択に戻り、再度ご検討頂きます。

【6】購入

気に入った補聴器が見付かったら、いよいよ購入です。最終的に音の微調整を行い、お持ち帰り頂きます。

オーダーメイド補聴器の場合はあなたの耳の形に合わせてお作りするので、製作にはおよそ1週間かかります。完成後に再度ご確認頂き、お持ち帰り頂きます。

購入

購入

【7】アフターサービス

アフターサービス

アフターサービス

補聴器をご購入後も、いろいろな環境での聞こえを確かめながら、さらに調整を重ね、満足のいく補聴器を仕上げていきます。少しでも気になる事や不具合があったら、すぐにお店に相談しましょう。

オーダーメイドの補聴器で、形が合わない、着けてると痛い、などの場合、一定期間は作り直しが出来ますので早めに相談するようにしましょう。

●補聴器の値段

補聴器は、聴力の測定やカウンセリングを元に調整してお渡しすることを前提とした設計になっています。価格の中には再調整や日常点検の費用も含まれます。保証期間終了後の修理は有償になりますが、再調整や点検は原則無料です。
種類(デジタル/アナログ)や形によってかなり価格帯も変わってくるので、下図に示します。

補聴器の価格帯

補聴器の価格帯

同じ種類、形でも幅があるのは、出力、機能の充実度合いの差によるものです。
出力に関しては高い方が、機能面では充実している方が高価になります。
機能といっても特に操作が必要になるものは少なく、状況に応じて自動で働くものがほとんどです。「高機能になると操作が難しくて使えない」ということはあまりないと思います。

●補聴器の性能

現在の補聴器にある代表的な機能を下に列挙します。

○アナログの機能
・音質調整
低音域や高音域の出力を抑える事で音質を調整します。聴力のデータを基に調整しますが、最終的にはご本人の聞きやすい音質に合わせます。
・出力制限
強大音で耳を傷めない様に、出力を制限します。ピークカットという方式が多く、突出した成分を「切り取る」ため、大きな音が入ってきたときは音がひずみ、割れて聞こえます。
・騒音抑制
騒音になりそうなところをカットします。一般に低音域を抑えます。
○デジタルの機能
・音質調整
考え方はアナログの物と同じですが、デジタルの方がより細かい調整が可能です。
・出力制限
強大音で耳を傷めない様に、出力を制限します。大きな音が入ってきた時は自動的に感度を下げるため、音をひずませることなく出力を抑えます。
・騒音抑制
会 話の邪魔になる騒音を抑えて言葉を聴きやすくします。入ってきた音を分析し、音を細か周波数帯に分けて騒音が多い部分の感度を下げます。分けられた周波数 帯を「チャンネル」や「バンド」等の言葉で表現しています。これらの数値が大きいほど細かく分けられているので騒音抑制の精度も高いということになりま す。(メーカーによって仕組みは異なるので、それだけでは判断できませんが。)
・ハウリング抑制
ハウリングとはピーピー音です。補聴器が自分で出した音を拾い、それを増幅して出す、さらにその音を拾って増幅する、ということを繰り返してピー、と鳴ります。
このハウリングが起きにくくする機能です。方式は2種類あります。
「ノッチ方式」
ハウリングが起きそうな周波数帯の感度を下げて、ハウリングを抑えます。
「逆位相方式」
ハウリングの音に、位相を反転した音をぶつけて打ち消します。
必要な感度を下げずにハウリングを抑えるため、逆位相の方が優れていると言えますが、いずれも絶対にハウリングしないというものではなく、状況が悪ければ抑えきれないこともあります。(※方式の呼び名は他にも色々あると思います。)
・指向性
後 ろからの音を抑えて、正面の会話を聴きやすくする機能です。「後ろから話しかけられたり、車が来たりしたら気づかないんじゃないか?」と、心配になります が、後ろの音を完全に入れないわけではないですし、通常は全方向の音を満遍なく拾い必要な時だけ指向性が働く機種が多くなっています。比較的上位の機種に なりますと、複数の騒音源をとらえて追尾しながら抑えるといったことを自動で行います。
・アンチショック
衝撃音を抑えます。出力制限と違い、突然入ってきた音を抑えるため、さほど大きい音でなくても感度を下げて驚かないようにしてくれます。
・風切音抑制
風による雑音を抑えます。
・プログラム切り替え
複数の設定を補聴器に覚えこませて、状況に応じて切り替えることが出来まる機能です。これは自分で操作する必要がありますが、ややこしければ使わなくても問題ありません。

これが全てではありませんが、これらの機能が入ってるか入っていないか、どのくらいの程度で効くか、等により価格が変わってきます。
デジタルの方が機能が多く選択の幅も大きいので、価格の幅も大きくなっています。

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