骨伝導補聴器について 2025/03/22

度々問い合わせを頂く骨導補聴器についてです
以前にもお話ししていますが、改めてやってみました。
・骨伝導補聴器は特定の症例向け
鼓膜がない、耳の穴が塞がっている場合に有効だが、一般的な難聴者には適さない。
・期待ほどの効果はないことが多い
「よく聞こえる」との情報があるが、実際には通常の補聴器の方が適しているケースが多い。
・音の伝わり方は異なるが、最終的に同じ聴覚神経に届く
骨伝導でも空気伝導でも、音の認識自体は変わらない。
・周波数特性に限界がある
高音域(4,000Hz以上)が伝わりにくく、補聴器としての性能は制限される。
・ハウリングが発生しやすい
骨伝導補聴器は音を大きくするとハウリングしやすく、十分な音量を確保しにくい。
・音楽用骨伝導イヤホンとは異なる
音楽用の骨伝導イヤホンは聞こえやすいが、補聴器の代替にはならない。
・ほとんどの人には通常の補聴器が最適
聴力が低下している場合は、骨伝導補聴器よりも空気伝導の補聴器の方が効果的。
・使用前に耳鼻科での確認が必要
骨伝導補聴器が適しているかどうかは、専門医に診てもらうことが重要。