ハードウェア連携による増幅力の強化
デジタル聴診器「ネクステート」の活用において、Bluetooth(BTLE)接続による補聴器連携は有効な解決策ですが、重度難聴者や特定の周波数帯域の増幅を必要とするケースでは、出力不足が課題となることがあります。そこで有効なのが、ネクステートの3.5mm外部出力からパーソナルアンプ(ベルマン&シンフォン社製)へ入力する有線スキームです。
このアンプは入力に2.5mm端子を採用しており、ネクステートからの信号を強力に再増幅します。アンプ自体の出力特性を活かすことで、Bluetooth経由よりも広いダイナミックレンジと、安定したS/N比を確保することが可能となります。
フィッティングにおける技術的ポイント
- 低域の増幅:アンプ側のトーンコントロールにより、聴診に不可欠な低域成分を強調可能です。装用者の聴力特性に合わせ、最適なバランスへ追い込めます。
- 遅延の排除:有線接続によりデジタル無線特有のレイテンシを排除し、リアルタイムな聴診環境を提供します。
- テレコイルの活用:当該アンプはテレコイル(Tコイル)にも対応しており、環境に応じた柔軟な受信設定が可能です。
販売従事者に求められる「組み合わせ」の提案力
補聴器単体での対応が難しい場合でも、今回のような周辺機器との組み合わせや入力系統の最適化を行うことで、解決の糸口が見つかることがあります。ユーザーの職務環境に応じた最適なシステム構成を提案することが、認定補聴器専門店としての信頼に繋がります。
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